木工品やガラス工芸品のひとつとしての時計作りではなく、「時計専門」の創作活動。
それが、「12:hue:circle(トゥエルブ:ヒュー:サークル)」のスタイルです。

素材はアクリルをメインに、円く切るのも、穴を開けるのも、熱で曲げるのも、模様を刻むのも・・・全工程を手作業で行っています。
12:hue:circleが時計作りを行う上で何よりも追求しているのは、徹底したオリジナリティ。
一般的な時計の概念にとらわれない、独創性あふれる作品を常に追い求めており、
そうしたポリシーのもとに製作された作品は、大きく三つのジャンルに分類されます。

「COLOR CUSTOMIZE(カラーカスタマイズ)」
「ONE HAND CLOCK(ワンハンドクロック)」
「FREE STYLE(フリースタイル)」

 

「COLOR CUSTOMIZE(カラーカスタマイズ)」

生活スタイルに合わせて時計の色を自由に選択できる「カスタマイズ性」を、
「カラーセラピー」の視点から提案していくシリーズになります。

カラーセラピーとは、色が持つ生理的効果・心理的効果を積極的に利用して心身のバランス維持に役立てていく方法を言い、
日本語では「色彩療法」と呼ばれています。
なぜ、時計とカラーセラピーの組み合わせなのか。
それは、「日常生活の中で、時計は必ず意識的に目を向けるもの」であるから。

実際のカラーセラピーセッションでは、最終的にクライアントにとって「必要な色」というのを導き出し、
生活の中で上手に取り入れていく方法を提案していきます。
そして、その
際に大切なポイントになるのが「色への意識付け」なのです。
「色への意識付け」とは、身近な場所にただ色を置けばいいということではなく、「色に意識を向ける」と言うこと。
人は時計を見る際、必ず「意識的」に目を向けます。
従って、そこへ時計を使う人に必要とされる色を持ってくれば、自然とより効果的な色への意識付けに繋げられると考え、
カラーセラピーで使われる色に対応したカラーパーツが、自由に交換できる作りを取り入れることにしました。
また、その際の作りも単に色を塗るのではなく、
光(自然光)にかざすことで得られる「色の透明感(透過性)」を持たせた仕様になっています。

12:hue:circleでご提案している基本カスタマイズカラーは12色。
それぞれの色には、いくつもの意味やメッセージが存在します。
(カスタマイズカラーについての詳細はこちらをご覧ください)

■ RED ■ ORANGE ■ YELLOW ■ GREEN ■ BULUE ■ INDIGO
■ VIOLET ■ MAGENTA ■ PINK ■ TURQUOISE ■ GOLD ■ CLEAR(WHITE)

これは、イギリスオーラライト社・オーラライトジャパン認定のカラーセラピストでもある作者だからこそ提案できる作品スタイルであり、
他の作家さんには真似できない一番の独自性になっております。
また、当シリーズは上記の12色をメインカラーに、最大507色までのカラーオーダーに対応しています。
それそれの色が持つRGB値を用いることにより、
全てに透過性を持たせたまま忠実な色の再現を可能にしています。

 

「ONE HAND CLOCK(ワンハンドクロック)」

「ONE HAND CLOCK」とは、「一本針の時計」を意味します。
12:hue:circleが新しく展開していく「ONE HAND CLOCK」には、「分針」がありません。
付属するのは「時針」のみ、あるいは「時針+秒針」という作りになっています。

なぜ「一本針」なのか。それは、時間の流れがとてもゆっくりと感じられるから。
人は日常生活で時計を見る際、「分針」の動きに意識を向けがちです。
「分針」と「時針」では、当然「分針」の方が速く動きます。
「ONE HAND CLOCK」では、その「分針」を無くしました。
これにより、視覚で捉える針の動きは、通常の時計と比べて圧倒的に少なくなります。
そのため、普段よりも時間の経過速度がゆるやかに感じられるのです。

一本針の時計でも、針の位置からおおよその「分」を読み取ることはできます。
正しい時刻を的確に把握したい場面には不向きな時計かもしれません。ですが、それでいいのです。
「ONE HAND CLOCK」から提案していくのは、視覚で捉える時間的感覚だけではなく、
分刻みで細かく行動を左右されることのないゆとりある生活。
つまり、「時計を通した新しいスローライフのかたち」になるからです。

また、一本針にすることのメリットとして、「針のデザインの多様化」が上げられます。
時針と分針両方の役目を併せ持つ一本針の場合は、
時刻を読み取るための基準点をどこかに一点設ければいいだけではなく、針と針が交差することも無いため、

一般的な時計のように「針が棒状である必要性」が無くなり、
針をひとつのオブジェとして立体的に表現した「針が主役の時計」を作ることができるのです。

針を一本にしただけの時計ではなく、一本針という特性を最大限に活かしたデザイン・仕様の時計。
一本針だからこそできる新しい時計のカタチにご期待ください。

 

「FREE STYLE(フリースタイル)」

上記ふたつのコンセプトに拘わらず、思いつくまま自由な発想で手掛けるシリーズです。
ユニークなギミックを持たせたもの。
カラーカスタマイズとワンハンドクロックの要素を組み合わせたもの。
時計の色を使って心理テストができるもの…
時計を単に「時刻を知るための道具」に留めず、時計を通した様々なアートスタイルを展開していきます。

 

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